#tohokuru by 東北スタンダードマーケット

2019/06/12 16:00



初めまして。「東北スタンダードマーケット」を運営する「株式会社金入(カネイリ)」です。

わたしたちは1947年に創業し、八戸商店街の一角で”街の本屋さん・文房具屋さん”としてお店を営んできました。本を売ることは、物語をつなぐこと。文具を売ることは、物語をつくるお手伝いをすること。地域にひとつ書店があることで、街の文化度は少しだけ高くなります。


そんな70年間のカネイリの歴史の中で、2011年、東北の人々にとって忘れられない出来事が起こりました。東北に根付く数々の文化が消えゆくのを見るうちに、次の世代に繋げなければいけない物語が、すぐそばにあることに気付きました。それは、東北で作られた工芸品、食品、郷土芸能、風習など、私たちにとってはごく普通で、だけど尊い文化でした。

2011年、東北の文化を取材・発信する「東北STANDARD」を発足。東北の職人さんを取材する中で、「東北のモノに込められた、モノがたりを伝えるお店を作れないか」と考えるようになりました。東京ミッドタウンでの復興デザインマルシェの開催、せんだいメディアテークへの出店などの機会を経て、2016年に仙台パルコ2に「東北スタンダードマーケット」を出店しました。






"スタンダード"という言葉


東北STANDARD」の取材活動の中で、福島県の赤べこをつくる張子職人さんに言われてハッとしたことがあります。

「赤べこには、新しいも古いもない」

伝統的な文化の多くは、いつ生まれたか、誰が生んだか分からないものです。生まれた当初は新しいものだったとしても、長い長い年月をかけて人々に認められていくうち”いつもそこにあるもの”へと育っていくからです。

スタンダードという言葉を日本語に訳すと、多くの人が「標準」や「定番」などの言葉を当てはめます。しかし、実は「スタンド=立ち上がる」と「ハード=強固になる」が合わさった「確立する」という言葉が本来の意味であることはあまり知られていません。

例えば、カネイリが本社を構える青森県八戸市は南部弁がスタンダードで、社員のほとんどは方言で会話しています。全国的な標準語に対しての、八戸スタンダードな方言があるように、地域固有のあたりまえの文化こそが面白い。そんなことを赤べこの職人さんから学びました。



これまでとこれからの

東北を考える


私たちが選ぶ商品は2種類に分けられます。

● これまでの東北の暮らしの中でスタンダードになったもの
● これから東北のスタンダードになり得るもの

伝統的に続いてきたものはもちろん、新たに生まれたものでも、それを100年後の東北スタンダードにしたいと思えれば応援したい。例えば、2011年に東日本大震災をきっかけに生まれた「石巻工房」は、被災直後に最低限の木材と道具で作れる家具工房として誕生したブランドです。当店の内装は宮城県産の杉を使った、石巻工房の家具を組み合わせてつくられています。

これまでとこれからの東北の魅力をぎゅっと詰め込んだ、市場のようなお店を目指して。

暮らしをあたたかくする、東北生まれの品々を紹介していきます。





少し長めの自己紹介記事はこちら
『未来のスタンダードをどうつくる? - ぼくらが東北スタンダードを名乗る理由』

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